むずむず脚症候群の治療穴

2017年『上海鍼灸雑誌』
「近代文献に基づくむずむず脚症候群の鍼灸治療の選穴のルール分析」
基于近代文献针灸治疗不宁腿综合征的同功穴规律分析
吴立群 蒋海琳 王富春
《上海针灸杂志》2017年 第7期

中国のデータベースCNKIなどを使用した研究で、むずむず脚症候群の治療穴を分析しました。

足三里(ST36)、承山(BL57)、三陰交(SP6)、陽陵泉(GB34)、委中(BL40)、血海(SP10)、太溪(KI3)、腎兪(BL23)、太衝(LR3)などが使われています。

しかし、弁証論治として理屈が通りません。らないです。柔肝、補腎、補気、養血、疏通経絡、清熱利湿などの牽強付会の分析は書かれていますが、正直なところ、局所取穴だと思います。

むずむず脚症候群は、1945年にスウェーデンの神経科医、カール・エクセル・エクボムが報告した新しい病気です。中医学が、きちんと弁証論治できていない印象があります。