脳卒中患者への舌上のポータブル・ニューロモデュレーション・スティミュレーター

 
2023年11月21日 サウスカロライナ医科大学
「チューイングガム状スティック・デバイスは脳卒中患者がバランスを取り戻すのに役立つか」
 
 
以下、引用。
 
 サウスカロライナ医科大学で進行中の臨床試験で良好な結果が得られれば、舌上に装着するガムほどの大きさのデバイスは、一部の脳卒中患者の人生に重大な変化をもたらす可能性がある。
 
彼はポータブル・ニューロモデュレーション・スティミュレーター(PONS)と呼ばれるデバイスで脳卒中患者が姿勢を維持する脳の領域を刺激する臨床試験に参加した。
 
この研究はMUSC健康科学・研究部門の部長であるスティーブン・カウツ博士の発案によるものである。 彼はノーマン・ドイジ医師の 『脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線』という本で、このデバイスの初期バージョンにつながる研究を知った。
 
「舌の上にある電極の部分が電気刺激を与え、舌内の神経を活性化させ、脳幹や上行路、下行路の他の多くの場所と通信する。そのため脳と運動の間の情報伝達に影響を与えていると考えられており、脳卒中患者のバランスを改善する可能性がある」とカウツ氏は述べた。
 
 
 
ノーマン・ドイジ先生の本で読んだ、ロシアの舌上の電気刺激デバイスがアメリカで臨床試験されていることに感動しました。
 
 
ノーマン ドイジ  紀伊國屋書店 (2016/6/30)

 
 
 
この神経可塑性に関する素晴らしい文献には、ロシアの東洋医学者たちの記述が多くでてきます。
 
ロシアの東洋医学研究者たちは、口の中に電気デバイスを入れて麻痺を治すというやり方をしていました。口腔内と舌は感覚神経の線維が豊富であり、口内・舌下を刺激することで脳神経を刺激して麻痺を直していました。 
 
『脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線』を読んで、香港の舌鍼で有名な孫介光先生や、中国で1970年代に劉金栄先生が開発した口鍼を思い出しました。
 
舌鍼が得意とするのは発達障害や自閉症で、口鍼が得意なのは脳卒中や小児麻痺や顔面神経麻痺です。

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