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レッジオ・エミリアの線維筋痛症ガイドラインの鍼

 
2023年1月13日
「イタリア、レッジオ・エミリアのヘルスケアにおける線維筋痛症の革新的な治療としての鍼」
 
 
以下、引用。
 
エミリア・ ロマーニャ州によって作成 された『線維筋痛症の診断と治療のためのガイドライン』によって提供される適応症を地域に分配する。この文書の対象とする受信者は、主に一般開業医やリウマチ専門医などさまざまな分野のすべての 医療専門家であり、より多くの情報を取得して知識と意識のレベルを向上させたいと考えているすべての市民である。
 
 
海外の臨床ガイドラインは、普通は専門家だけでなく、患者や一般市民を対象としており、作成の際も多様な医療従事者や患者団体、補完代替医療従事者などが合議して作成します。
 
日本の臨床ガイドラインと比較すると、「日本のEBМとは何なのか」という疑問が生まれます。EBМではランダム化比較試験→メタアナリシスやシステマティックレビュー→臨床ガイドラインの順番でエビデンスの重みが違いますが、肝腎の臨床ガイドラインを作成するマネジメントがまったく海外と違います。
 
 
以下、引用。
 
線維筋痛症の治療のためにエミリア・ロマーニャで実施された最も革新的な介入の中には適応運動活動がある。これは疾患の管理に関する地域のガイドラインによって推奨されている特定の運動ベースの治療戦略である。
最後に、 ボローニャとレッジョ・エミリアのローカル ヘルス・トラストでは、鍼治療による病気の治療が行われている。
 
 
「線維筋痛症に鍼は効果がある」ということは日本線維筋痛症学会のガイドラインやコクランレビューにも記載があり、米退役軍人省のエビデンスマップにも「高い、または強い程度のエビデンスの確実性」で「効果あり」と書かれています。
 
線維筋痛症の患者さんに対して運動を強く推奨し、鍼を導入しているのがイタリア、エミリオ・ロマーニャ州の『線維筋痛症の診断・治療ガイドライン』の特徴であり、革新的な部分になるようです。

 

 

 

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