イタリアの鍼に関する議論

 

2018年11月11日 イタリアの日刊新聞『イル・フォグリオ』
「科学は芸術ではなく、あまりにしばしば大学は偽科学を正当化する」
La scienza non è un’arte, troppo spesso l’Università legittima le pseudoscienze

 

以下、引用。

(イタリア・ロンバルディア州の)ブレシア大学では「鍼および鍼関連テクニック」のコースがあり、「タオと陰陽」「気:エネルギー」「五行理論」などが教えられている。

 

 

イタリアはフランスの鍼医師制度に似ています。

医大を卒業したあとに卒後教育を受け、イタリア鍼協会連盟FISAからイタリア鍼灸証明書を得た医師だけが鍼をすることができます。122の国立慢性疼痛センターが国民健康保険を適応できる療法として鍼治療を行っています。

 

ただ、イタリアは地域によって制度がまったく違います。トリノのあるピエモンテ州は鍼の保険はチケット制です。ボローニャのあるエミリオ・ロマーニャ州やロンバルディア州では、それぞれ鍼の保険制度が違うそうです。

 

ブレシア大学の「鍼および鍼関連テクニック」のカリキュラムは、外科医向けの週末2日の2年コースで、神経解剖学的テクニックといっしょに五行や経絡を解説する内容でした。

 

 

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