『医道の日本2019年7月号(身体の「連動」で考える下肢症状へのアプローチ)』
56ページから61ページは栗原誠先生の「『連動』を概念の根幹とする整動鍼」、79ページから83ページは栗原誠先生の「整動鍼における膝痛治療の実際」が掲載されています。これは整動鍼を勉強されたい方には必読論文だと思います。
私が2016年に「スポーツ鍼灸」を講義した際の膝痛の資料をお持ちの方は、配布した資料の368ページに「腸腰筋や股関節の筋肉が膝痛の原因になっていること(coxitis knee:股関節症による膝痛)や、逆に足関節が膝痛の原因になっていることもあります」』という一文が載っていると思いますが、これはもともと邵輝先生に推拿正骨の考え方で地球の重力がかかる筋骨格系疾患では、構造的な問題のほうが大きいと教えられた影響が大きいです。
今回の栗原誠先生の「膝関節の疾患に対応するためには、足関節や股関節との関係を外すことはできない」(『医道の日本』2019年7月号79ページ)という一文は、まさにおっしゃる通りだと感じました。
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