2018年3月北京中医薬大学
「片方の肩痛の患者の対側鍼と同側鍼の大脳活動調節:パイロットfMRI研究」
Different mechanisms of contralateral- or ipsilateral-acupuncture to modulate the brain activity in patients with unilateral chronic shoulder pain: a pilot fMRI study
Shuai Zhang et al. J Pain Res. 2018; 11: 505–514.
Published online 2018 Mar 7. doi: 10.2147/JPR.S152550
以下、引用。
【結果】
同側鍼と対側鍼ともに痛みの強さの減少と可動域の改善がみられて、同側鍼よりも対側鍼のほうが肩の機能の改善がみられた。興味深いことに条口への対側鍼は同側鍼と明確に区別することができた。
写真において、左上の対側鍼では前帯状回と下頭頂小葉が真っ赤になり、中心後回が青くなっています。右上の対側鍼では上頭頂小葉と補足運動野が青くなっています。左下の同側鍼では両脳幹、右視床、辺縁系が青くなっています。つまり、対側鍼と同側鍼では脳のまったく異なる部分を刺激しているのです。
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