新型コロナウイルス感染肺炎の診療計画

2020年1月24日国家中医薬管理局
『新型コロナウイルス感染肺炎の診療計画(試行第3版)』が印刷され、中医学治療計画が公布された」
《新型冠状病毒感染的肺炎诊疗方案(试行第三版)》印发,公布中医治疗方案

 

2020年1月25日に中国・国家中医薬管理局は中医薬が北京で新型コロナウイルス肺炎を治癒、退院させたことを発表しました。

2020年1月25日 国家中医薬管理局
「対症療法と漢方は北京で最初に新型コロナウイルス患者を治癒させた」
对症和中药治愈北京首例新型冠状病毒肺炎确诊患者

 

以下、引用

北京の女性患者は1月8日に発熱・頭痛、脱力などの症状で受診し、新型コロナウイルス肺炎と診断され、1月13日に入院して中医学治療を受けた。弁証では熱が衛気にあり疫毒が肺を傷つけ、清熱犯肺で治療した。症状が好転し、体温が正常に回復し、痰からのウイルス核酸が陰性となったので、本日、退院した。

 

 

新型コロナウイルス肺炎の特徴は、「湿・熱・毒・瘀」だそうです。

 

以下、引用。

基本的な病機の特徴は、湿・熱・毒・瘀である。

「計画」は新型コロナウイルス感染肺炎を湿邪鬱肺、邪熱壅肺、邪毒閉肺、内閉外脱の4種類の中医弁証タイプに分類している。

湿邪鬱肺の臨床表現は熱は低いか発熱しておらず、乾咳、少痰、咽乾咽痛、倦怠無力、胸悶、胃の痞え、嘔悪、便糖。淡白舌、あるいは淡紅舌、苔は白苔あるいは白膩苔、脈は濡脈。治法は化湿解毒、宣肺透邪。推奨処方は麻杏薏甘湯、升降散、達原飲である。

邪熱壅肺は発熱、口渇するが飲もうとせず、胸悶、咽乾少痰、食欲不振、大便はゆるい。舌尖紅、黄苔、脈浮数。治法は清熱解毒、宣肺透邪。推奨処方は麻杏甘石湯、銀翹散である。

邪毒閉肺は高熱が下がらず、咳嗽は痰が少なく、あるいは黄色の痰がある、胸悶して呼吸促迫し、腹脹して便秘がある。紅舌、黄膩苔あるいは黄で乾燥し、脈は滑数。治法は宣肺解毒、通腑瀉熱であり推奨処方は宣白承気湯、黄連解毒湯、解毒活血湯である。

内閉外脱は精神昏迷、煩躁、胸腹灼熱、手足逆冷、呼吸促迫あるいは呼吸器補助を必要とする。舌質は紫絳、黄苔あるいは燥苔、脈は浮大にして無根。治法は開閉固脱、解毒救逆で推奨処方は四逆加人参湯、安宮牛黄丸、紫雪丹である。

 

 

SARSの中医学の研究を調べたら、やはり「湿・熱・毒・瘀」と分析されていました。

2007年「61例のSARS 入院患者の中医弁証の特徴」
61例SARS住院病人的中医证候特征
胡庆平
《广州中医药大学》 2007年
http://cdmd.cnki.com.cn/Article/CDMD-10572-2007130369.htm

 

结果:61例SARS住院患者中医证候四诊合参指标聚类分析表明,
早期病例指标聚类以卫气同病为主,表现为表寒里热及

湿热遏阻肺卫兼挟证;

中期表现为3型,
以邪阻少阳、
热毒壅肺及
湿邪兼挟证为主;

极期以
湿热毒壅肺证,
湿热瘀壅滞中、上二焦证,
湿热蒙闭心包证,瘀血阻络证为主,并可出现耗气伤阴;恢复期以气阴两虚及气虚挟湿挟瘀为主。

结论:SARS当属于中医温病范畴,SARS传变以三焦传变为主导。

病理关键是湿、热、毒、瘀、虚,

早期以湿、热为主:中期以热、湿、毒为主要表现:部分患者已表现为虚证表现:极期则表现为虚、毒、瘀、湿、肺络不畅及气机壅塞,重则表现为脱证:恢复期则以虚实夹杂为主要特点,虚以气、阴不足为主,实则表现为湿、瘀、热等为主。分析病位,始终以肺为中心,兼及脾,并可波及心包、肝、肾。从而可知,SARS的中医证候具有一定的动态演变规律。

 

 

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