【新型コロナウイルス】胸部CTのほうがPCR核酸検査よりも検査として感度が高い

 

2020年2月19日『ヘルスイメージング』
「胸部CTは、コロナウイルス診断において、ラボテスト(PCR核酸検査)よりも高い感度である」
Chest CT yields higher sensitivity than lab testing standard for diagnosing coronavirus

 

以下、引用。

中国の研究者たちは51例の COVID-19と確定診断された患者で胸部CTとリアルタイムPCRラボ・テストを行って研究した。レトロスペクティブ後ろ向き分析が2020年2月19日の『放射線学雑誌』に発表され、CTはリアルタイムPCRラボ・テストよりもコロナウイルス感染においてより感度が高かった。

 

2020年2月19日『放射線学』
「RTーPCRと比較した、 COVID-19への胸部CTの感度 」
Sensitivity of Chest CT for COVID-19: Comparison to RT-PCR
Yicheng Fang,et al.
Radiology
Published Online:Feb 19 2020https://doi.org/10.1148/radiol.2020200432
https://pubs.rsna.org/doi/10.1148/radiol.2020200432

 

以下、『放射線学』論文より引用。

【ディスカッション】
われわれの研究では、胸部CTはRTーPCR核酸検査よりも感度が高かった(98%VS71%)。

ウイルス核酸検査の実効性が低い理由として以下が考えられる。

1)核酸検出技術が未熟な技術であること

2)異なるメーカーによる検出率のばらつきがあること

3)患者のウイルス量が低いこと

4)不適切な臨床サンプリング

以前の報告と比較してRTーPCRの検出率が比較的低い理由はわからない。われわれの結果は COVD-19患者のRTーPCR核酸検査が陰性であっても胸部CTは COVD-19 を検出できることを支持するものである。

 

 

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