2020年2月25日『新華社』
「新型コロナウイルス肺炎回復期の中医リハビリテーション: 刮痧・抜罐・太極拳」
新冠肺炎恢复期中医康复建议:刮痧拔罐太极拳等
2020年2月22日に中国政府の国家中医薬管理局による『新型コロナウイルス肺炎回復期の中医リハビリテーション指導提案(試行)』が出版されました。耳穴圧法や刮痧、抜罐などさまざまな治療法の記述があります。
以下、引用。
(一)艾灸療法:常用選穴:大椎、肺兪、 上脘、中脘、 膈兪、足三里、孔最など。
(二)経穴推拿:穴位按摩:大淵、 膻中、 中府、肺兪、腎兪、大膓兪、列欠、 中脘、 足三里など。咳嗽、のどの痒み、乾咳のものは少商と尺沢を加える。
経絡推拿:手太陰肺経、手陽明大腸経、足陽明胃経、足太陰脾経、任脈・督脈など
(三)耳穴圧豆:常用耳穴:支气管、肺、内分泌、神门、枕、脾、胃、大肠、交感等。
(四)刮痧:手太陰肺経、手陽明大腸経、足太陽膀胱経など 。
(五)拔罐 :背部兪穴が主であり、肺兪、膏肓、脾兪、腎兪、大椎などを用いる。
(六)針刺療法:常用選穴:大淵、曲池、肺兪、足三里、陰陵泉、関元など。
随証配穴:倦怠感・寒がり・淡白舌は膈兪・腎兪・大膓兪を加える。大便が緩い・淡白舌は中脘、 天枢を加える。咳嗽・痰・淡白舌には大椎あるいは定喘・膏肓を加える。
さらに五行音楽療法は五行と対応した五音を使います。
肝臓:角音
心臓:徵音
脾臓:宫音
肺臓:商音
腎臓:羽音
伝統気功法として八段錦、太極拳、六字訣が推奨されています。魏晋南北朝の陶弘景が著した『養性延命録』という文献に、音の気功である六字訣が初出しています。これはそれぞれの音が五臓と三焦に対応しています。
肝臓:嘘(xū)
心臓:呵(hē)
脾臓:呼(hū)
肺臓:呬(xì)
腎臓:吹(chuī)
三焦:嘻(xī)
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