1957年 原志免太郎先生の中国での紹介

 

「新しい灸学とその応用」
新灸学及其应用
原志免太郎 李元吉
《江苏中医药》 1957年01期
http://www.cnki.com.cn/Article/CJFDTOTAL-JSZY195701026.htm

 

 

原志免太郎「新しい灸学と其應用」
『日本東洋醫學會誌』Vol. 4 (1953) No. 1 P 42-44
https://www.jstage.jst.go.jp/art…/kampomed1950/…/4_1_42/_pdf

 

1953年の原志免太郎先生は上記の論文を書かれました。1955年に『新しい灸学とその応用』を73歳で出版されています。そして、1957年には中国で紹介されたようです。当時の中国は日本鍼灸ブームでした。

 

原先生は1929年に46歳で『灸に関する医学的研究』により医学博士の学位をとりました。

 

「灸の血色素量並に赤血球数に及ぼす影響」『医事新聞』昭和2年9月
「施灸皮膚の組織学的研究」『福岡医科大学雑誌』昭和4年2月
「火傷及火傷家兎血清の血液に及ぼす影響」『福岡医科大学雑誌』昭和4年2月
「灸を施せる結核動物の治癒傾向について」『福岡医科大学雑誌』昭和4年5月
「結核と灸」『実地医科と臨床』昭和4年9月

 

特に当時、不治の病であった結核に対して灸が有効であるという論文は、1929年4月23日に新聞で大きく報じられました。同年、原志免太郎先生は『灸法の医学的研究』(春秋社)を出版します。1929年8月には博多中州で原内科医院を開業します。1933年に『萬病に効くお灸療法』を実業之日本社から出版し、ベストセラーになります。1934年に内務省に「灸科」という科目を申請し、1935年に内務大臣後藤文夫から許可を得ました。そして1955年に『新しい灸学とその応用』を73歳で出版され、1957年に中国で紹介されていたようです。

 

 

 

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