フランスの中国伝統医学と法制度と「一帯一路」

 

 

2017年10月19日フランスの日刊新聞『リベラシオン』
「中国の東洋医学は、リヨンの3日間で手渡される」
Médecines occidentale et chinoise main dans la main à Lyon pendant 3 jours

以下、引用。

 

中国の東洋医学についての対話が金曜日から日曜日までリヨンで行われた。これは中華帝国で行われていた医学実践をフランスで合法的に行うための文書についての最初の公的な政府の対話である。

「国家レベルで西洋医学と中国医学という2つの医学の公式の場での最初の出会いをアシストする」とDIRMéCh(中国医学の統合と承認のための会議)のAFPは述べている。

中国伝統医学の統合と承認のためのプロジェクトは2018年に始まり、国民運動連合(フランス共和党)の議員ローン・ミシェル・フォリシエが運営している。

中国伝統医学のフランス最初の病院は2009年にパリ・サルペトリエール病院に「中国医学と統合センター」として設立された。

リールの中央大学病院は、医師または助産師による鍼のセッションを妊婦などに用いている。

会議の期間、臨床実践の正常化や倫理の綱領だけでなく、その資格の管理や認証が2つの医学の円卓会議の中心議題となる。

今日、非合法な120校もの(中国医学の)民間学校が存在し、そのディプロマ学位は認められない(という現実がある)。

 

スイスでは中医学の鍼が保険で認められるようになり、非合法な中国医学の鍼の学校が380校以上あるそうです。

それでもフランスで非合法な中国医学校が120校あるのは激増だと思います。フランスは世界で最も鍼の資格の認定が厳しく、医師と助産師にしか認められず、医師と助産師も3年間の鍼灸トレーニングが必要です。

 

フランス医学を代表するサルペトリエール病院に中国医学と統合センター(CIMC:Centre intégré de médecine chinoise )ができたと聞いた時から変化の可能性は感じていましたが、フランスは世界で最後、10年後ぐらいと予測していたので、この『リベラシオン』の記事内容は衝撃です。

 

 

 

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