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うつ病への抗うつ剤SSRIと鍼の併用治療

 

2019年4月9日北京中医薬大学『精神医学研究雑誌』
「うつ病へのSSRIセロトニン選択再取り込み阻害薬に付加する手動鍼または電気鍼:ランダム化比較試験」
Manual or electroacupuncture as an add-on therapy to SSRIs for depression: A randomized controlled trial
BingcongZhao
Journal of Psychiatric Research
9 April 2019

 

以下、引用。

SSRIへの付加治療として、手動鍼と電気鍼の両方が治療の6週間後、SSRIセロトニン選択再取り込み阻害薬の抗うつ剤としての効果を強め、治療の反応を加速させてSSRIの副作用を減少させ、SSRIの投薬量の増加の必要量を減少させたが、その効果は小さくて中程度である。この臨床試験は中程度から深刻な程度のうつ病の患者への鍼の付加的効果の短期的なエビデンスを提供する。

 

ランダム化比較試験で使われたのは、百会(GV20)、印堂(EXーHN3)、目窓(GB16)、風池(GB20)、大椎(GV14)、内関(PC6)、三陰交(SP6)です。

同じような研究は、2014年に広東中医薬大学も発表しています。

2014年「鍼または電気鍼は、抗うつ剤パロキセチン(Seroxat)の効果を高める」
Acupuncture/electroacupuncture enhances anti-depressant effect of Seroxat: the Symptom Checklist-90 scores
Junqi Chen et al.
Neural Regen Res. 2014 Jan 15; 9(2): 213–222.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4146168/

 

 

2015年には13のランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビューが発表されました。

2015年5月台湾中医大学「うつ病に対する鍼と抗うつ薬の組み合わせの利点:システマティックレビューとメタ・アナリシス」
The benefit of combined acupuncture and antidepressant medication for depression: A systematic review and meta-analysis.
Chan YY et al.
J Affect Disord. 2015 May 1;176:106-17. Epub 2015 Jan 28.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25704563
http://www.sciencedirect.com/…/article/pii/S016503271500052X

 

以下、引用。

鍼と抗うつ薬の組み合わせはうつ病治療において安全であり効果的である。13のランダム化比較試験のメタ・アナリシス分析が『感情障害雑誌』で出版され、鍼と抗うつ薬の組み合わせ治療は抗うつ剤単独よりも効果があることを発見した。

 

さらに、2016年1月には広東中医薬大学がSSRI抗うつ薬と電気鍼を初期のうつ病に組み合わせて用いたほうが単独よりも効果が高いという論文を発表しました。

 

Rapid Onset of the Effects of Combined Selective Serotonin Reuptake Inhibitors and Electroacupuncture on Primary Depression: A Meta-Analysis.
Zhang Y et al.
J Altern Complement Med. 2016 Jan;22(1):1-8.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26655087
http://online.liebertpub.com/doi/10.1089/acm.2015.0114

 

この流れで2019年4月に北京中医薬大学の論文が発表されました。

 

 

 

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