脳の構造と鍼鎮痛

2020年4月8日
「脳の灰白質のボリュームが片頭痛への鍼の効果に関連しているのかもしれない」
Gray Matter Volume May Indicate Efficacy of Acupuncture for Migraine

研究者たちは「片頭痛の鍼治療は著効するのが50パーセント、鍼に反応しないのが50パーセントで、その差異は脳の構造による」という主張をしています。

以下、引用。

特に研究者たちは、片頭痛日数の減少は脳の楔部、頭頂部、前頭回の灰白質ボリュームと関連していることを発見した。

2020年3月「灰白質ボリュームにもとづく片頭痛の鍼治療の結果の予測」
Baseline Brain Gray Matter Volume as a Predictor of Acupuncture Outcome in Treating Migraine
Xue-Juan Yang et al.
Front Neurol. 2020 Mar 5;11:111.
https://www.frontiersin.org/articles/…/fneur.2020.00111/full

片頭痛に対して鍼はかなり効果がありますが、治療が難しいのは確かです。個人差や多様性があります。

疼痛には本当に難しい部分があり、体質の影響が大きい印象があります。精神的な部分がかかわることは確かであり、脳の構造は一つの要素になるのかも知れません。

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