9月23日、大阪にて兪穴原穴治療・灸治療セミナーを開催しました。
兪穴と原穴を復習し、次に実際に参加者の方々の肩こりなどの症状を変化させる実技を行いました。
1人目は右肩こりの方を左中渚(三焦経の兪穴)で切皮をテーマにおこないました。
2人目は回旋の動きをしたら左の腰が痛む方の右太衝(肝経の兪穴原穴)です。ここでも切皮を詳しく解説しました。
3人目の方は左の手首の背屈の痛みです。右の腕骨(小腸経の原穴)で少し変化があったので、原穴のイオンパンピング療法として、左京骨(膀胱経の原穴)と組み合わせて右腕骨ー左京骨をイオンパンピングコードで結び、イオンパンピング療法を体験していただきました。
4人目の方は左肩こりと左手を握る動作に力が入らないとのことで、まずは十二経脈の原穴を全て試しましたが変化が出ません。次に奇経八脈の八脈交会穴で、右列欠ー左照海、右内関ー左公孫、右後溪ー左申脈、右外関ー左足臨泣を全て試したが変化は出ませんでした。そこで、右手ー左足の組み合わせから右手ー右足の組み合わせに変えて調べたところ、右列欠ー右照海ではじめて症状が緩解しました。十二経脈弁証があわず、奇経八脈弁証で、右手ー左足ではなく、右手ー右足ではじめて変化が出たという実例を参加者が目の前で体験できたので、非常に意義深いと感じました。
後半は全員に切皮の押手と刺し手の指導をマンツーマンの形式で行いました。さらに、原穴を用いたイオンパンピング療法を全員で実技しました。
参加者全員でかなり深く議論できたのではないかと思います。
次回、大阪では10月28日に五行穴治療・灸治療セミナーを開催予定です。
肘から先、膝から下の要穴を使った遠隔治療をさらに研究し、五行穴を使って実技をします。肘から先、膝から下の五行穴(木穴・火穴・土穴・金穴・水穴)を使って体幹部の症状を変化させる治療法をぜひ体験していただきたいと思います。
また、直近では10月21日に神戸で気功セミナー開催を予定しています。
その他のセミナー予定についてはHPにてお知らせしています。
みなさまのご参加をお待ちしています*´∀`)ノ
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