2019年3月6日 香港の新聞『文匯報』
二十四節気の啓蟄は養生で外感病を予防し、酸味を少なくして甘味を増やして脾気を養う
驚蟄養生防外感 省酸增甘養脾氣
日本の二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」は広東語の「驚蟄」、普通話の「惊蛰」です。
今、春困でだるい、疲れやすかい、胃腸の調子が悪い、足がダルい人は多いと思います。
以下、引用。
啓蟄が過ぎて気候は温暖になり、気温は上昇し、人は疲れた感じがして俗に「春困」現象という。良好な睡眠は春困の改善の助けになる。
飲食ではすすんで温性の生発の食品を食べるのが良い。啓蟄の天気は温かくなるが寒さは残っており、湿気があるため、身体は常に湿困を感じる。飲食では温熱性で身体の陽気を改善する食物、ニラやタマネギ、ニンニク、生姜、ネギが良い。
啓蟄の時は「春は酸味を少なくして、甘みを多くして脾胃の気を養う」という養生原則に従う。甘味温性の食べ物で健脾し、黒米、カボチャ、ナツメ、リュウガン、クルミなどの食物がよい。また、春タケノコを多食する。春タケノコは清淡で九竅を通じさせ、血脈を通じさせ、痰涎を変化させ、食脹を消す作用があり、消化を助けて便秘を予防する。生姜を加えれば醒脾胃して食欲を改善する。
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