多様性を失いつつある中医学

諸 国本著『中国民族医葯散論』
中国医薬科技出版社2006年8月

 

 

中医学を研究しているうちに気づいたのは、中国政府公認の「普通話(標準語)」世界の外に少数民族医学があることです。

この本はウイグル伝統医学を知るために購入したのですが、ほとんど情報は掲載されていません。
昔はウイグルや回族は中国政府内でかなりリスペクトされていましたが、風向きの変化を感じます。

藏医药(チベット伝統医学)、蒙医药(モンゴル伝統医学)、维吾尔医药(ウイグル伝統医学)、傣医药(タイ族伝統医学)、壮医药(チワン族伝統医学)、苗医药(ミャオ族伝統医学)、朝医药(朝鮮族伝統医学)、瑶医药(ヤオ族伝統医学)なども継承されるに充分な取り組みがなされていません。

 

日本で一般に沖縄やアイヌの歴史が全く知られていないように、中国でも少数民族の歴史を知る人は稀です。

香港やマカオから華僑世界に広がる広東語世界や台湾の台湾華語の中國傳統醫學にも違う広がりがあります。
違う視点から見ると中医学は一層深く理解できるのに残念なことです。

 

 

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